スター・ウォーズアンソロジー4枚組ボックスセット STAR WARS TRILOGY THE ORIGINAL SOUNDTRACK ANTHOLOGY
リリース:1993年
日本盤:BMGビクター(BVCZ-1026〜29)絶版
6,000円
オリジナルレーベル:20th CENTURY FOX FILM SCORES(07822-11012-2)
世界的なスター・ウォーズ氷河期だった90年代前半のまっただ中にリリースされた4枚組ボックスセット。これを見つけた時には泣いたね。昔なくした宝物がタンスの裏から出てきた時の感動っていえばいィんスかね?全曲解説 などで構成された60ページ以上あるブックレットに加え、日本盤にはその全邦訳と大林宣彦監督のエッセーなどが別冊形式でパックされていました。全75曲中32曲が初収録曲という点でもインパクあトりましたね。『特別篇』で差し替えになってしまったマックス・レボ楽団の「ラプティ・ネック」そして「イォーク・セレブレーション」(映画バージョン)などはもはやこのボックスでないと聞く事ができません。2002年の今も輸入盤は入手可能です。
たとえば「レイアのテーマ」[fig.2]である。フルートのソロで始まり、オーボエが副旋律を受け、さらに弦パートが主旋律を引き立てるように序々に重奏パートを増しながらメロディを反復し、終盤になり金管が力強くフレーズを昇華させクライマックスを迎える、という構成はワーグナーの歌劇『ローエングリン』中盤の見せ場でもある第2幕4章 "Gesegnet soll sie schreiten" のそれを想起させる。
PLANETS/STAR WARS/ZARATHUSTRA
LOS ANGELES PHIL./MEHTA 「惑星」は今までに沢山の楽団に演奏され、レコード化されていますが、中でも71年代に録音されたズービン・メータ指揮、L.A.フィル演奏による「惑星」は有名です。同指揮、同楽団により78年にプレイされた「組曲スター・ウォーズ」と、この71年録音の「惑星」が2枚組となってCDリリースされています。SWファンには超お薦めCDですね。